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X e day 2012

日記

小学校の頃は朝起きるというのが辛くて辛くて、
長時間横になっていた体を縦にするというのが
三キロ走るのに相当し、呼吸が荒げないものの
心臓の鼓動は激しく、とてもとてもご飯なんて
食べれなかった。いつも30分かけて食パンの
半分をやっと食べているような子供だった。
自分以外の人間もみんな同じだと思っていた
けれど、今になって自分くらいのものだと分かる。
最低でも10時間寝ていたのが関係していたかも
知れない。

私の小学校は1年生のみが2階で、あとは
基本的に低学年ほど階が高い。ある掃除時間、
上の階から下半身のない生徒たちが腕だけで
地面を這ってぞろぞろと降りてきた。一体
何事かと聞けばみんなで職員室に行くんだ、と
言っていた。

卒業旅行では仲のいい数人と中国の日本人村に
行った。中国人が外国で集まって暮らすと
中華街なのに日本だと村なのか。しかし村と
言うには立派な村だった。真っ赤な鳥居が
乱立して村を囲むようにあった。