小学校の頃は朝起きるというのが辛くて辛くて、 長時間横になっていた体を縦にするというのが 三キロ走るのに相当し、呼吸が荒げないものの 心臓の鼓動は激しく、とてもとてもご飯なんて 食べれなかった。いつも30分かけて食パンの 半分をやっと食べているような子供だった。 自分以外の人間もみんな同じだと思っていた けれど、今になって自分くらいのものだと分かる。 最低でも10時間寝ていたのが関係していたかも 知れない。

私の小学校は1年生のみが2階で、あとは 基本的に低学年ほど階が高い。ある掃除時間、 上の階から下半身のない生徒たちが腕だけで 地面を這ってぞろぞろと降りてきた。一体 何事かと聞けばみんなで職員室に行くんだ、と 言っていた。

卒業旅行では仲のいい数人と中国の日本人村に 行った。中国人が外国で集まって暮らすと 中華街なのに日本だと村なのか。しかし村と 言うには立派な村だった。真っ赤な鳥居が 乱立して村を囲むようにあった。