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X i day 2012

大きな水たまりと、それへと続く下り階段をなんとなく
見ていると、木の枝が風で大きく揺さぶられ葉っぱが
少女の頭を撫でた.少女は驚いてそれがなんなのかを
把握すると自分の頭を手で払って何でもないように
努めた.しかし思い出すごとにその感覚は懐かしさを
呼び起こして、ついに彼女は葉っぱに頭を撫でられるに
任せた.少女はゆっくり火を消した.