Thu Dec 31 21:31:27 JST 2015

名前も覚えていないし顔も覚えていないのだけれど、 また再び会うことができれば、きっと分かると思う. どんな肌の色をしてて、 どんな声で笑うのかも、どんな髪型だったかも、 どんな色が好きで、手にどれだけ皺があって、 どれくらい速く走るのか、どんな食べ物が好きでどんな飲み物が好きかも何も知らないけれど、 そんなことは問題じゃないと分かる. 僕達は本当の友達だったので、 会うことがあればきっと言葉を交わし、言葉を交わせば自分たちの仲に気づくだろう. なぜなら世界ってのはそういう風に出来ているものだから.

そこで敢えての努力をするのは野暮だと思うのだ. 運命とか神様とかを信じたくないのだけれど、少しは、信じてるのかもしれない. 神様というものがいるとして、そいつは僕と同じようなことを考えるやつだとしたら、 敢えて頑張る人よりは、運命に身を委ねる人のほうに幸運は来るべきなのである. 神様の目を盗んで、隠れて努力するもの、全ての幸運は、そういった人間に舞い込むべきである.

僕達はきっとまた会う約束だけをして別れた.