Sat Oct 06 2018

日記 - walkman NW-A55 (A-50) を買った

今日まで使っていた NW-A10 を買ったのが 2015/2/16 なので三年間使ったことになる. 32GBのメモリ容量であるがその全ては使わなかった. 16GBは超えた. 電池の問題だった. 充電ケーブルに刺していても充電がされていないことがよくあった. 何秒で画面をオフにするという機能があるのだがこれが壊れていて画面がずっと明るく点いたまま、ということがたまにあった.

というのが先月で、調べたら来月の初め、つまり今日、ちょうど新しいモデルが発売されることが分かったので買うことにした. NW-A10やNW-A55という数字の10の位がAシリーズの何代目ということを表しているので、つまり、1代目から5代目に買い換えることになる. 重さは66gから99gに増えた. 厚みも幅も増した. 高さは少し減った (もともとA10が細長い形なので).

公式データより

機種 最大外形寸法(幅×高さ×奥行/mm)
A10 約44.4 x 約109.1 x 約9.1
A50 約55.7 x 約97.3 x 約10.8

実際に持ってみて、十分に軽いし厚みが増したのも持ちやすくなったと思えるので悪くないと思った. ただしスマホのようにずっと持ってるものでもなく、むしろほとんどはポケットの中に入れっぱなしのものなので、A10のオモチャのように軽くて薄いのは気に入っていた.

それから大きな変化としてタッチパネルが導入された. この変化は A20 から A30 への変更で導入されたものなので、世間からすれば今更のことなのだが. 私はwalkmanにいちいち画面保護フィルムなど貼らないのだが、画面の摩擦が大きいような素材でできているので、指をさらさらと滑らせることが出来なくて、フリックの操作が上手く出来ない. フィルムを貼るのもやぶさかではないと思った.

microSD を挿入して使うことは A10 時代から出来たが、A10 は 32GB あって十分だったので microSD は特別使ってなかった. それはそうと A10 では microSD 穴にある蓋ががばがばで、いつも少し浮いているような状態だったが、A50 ではかなりまともになっている. ところでWMポートにもシリコン製か何かの蓋がついているのだが、これはmicroSDの蓋と違って、本体には接続されていなくて、 蓋を取ったら机に置いておいてケーブルとつなぎ、ケーブルを外したら蓋を机から探してまた蓋をする、ということをする必要がある. 紛失しそうだ. 予備がもうひとつ入ってるのも納得できることだ. あくまでオマケだろう.

WMポートとUSBのケーブルでPCとつないでる間、充電とファイルの転送が可能な状態になるのだが、 画面の操作で「USBマスストレージをオフにする」ことで充電だけに専念し、かつ、ウォークマンの操作が可能になる. これは A10 では出来ないことだったので嬉しい.

linuxからのファイル転送について

今さっそく、音楽ファイルの転送を Ubuntu からやってみた. まずストレージとして walkman と microSD があるわけだが、microSD を刺した状態の walkman をケーブルで繋げば、それぞれ2つのメディアが別々にあることが分かる.

私は thunar というファイラを使っているのだが、マウントの類は基本的にこいつに任せている. walkman 本体はこいつでマウントして中身を見ることが出来たのだが、micro SD は見れなかった. micro SD はどうも、walkman に挿せばいつの間にやら、exfat でフォーマットされ、最低限のディレクトリ構造が作られるらしいのだが、 私の Ubuntu は exfat をマウントする方法が分からないらしい.

調べたところ relan/exfat を使えばいいらしい. requirements を apt install だけして、書いてある通りにコンパイルしてインストールした. これで

sudo mkdir -p /mnt/walkman
sudo mount.exfat-fuse /dev/sdf1 /mnt/walkman

でマウントできる. いつも思うのだが /dev/sd* がどれなのだか、正しく把握する方法が分からないので勘でやってる (抜いて挿すたびにアルファベットが一個後ろにずれるのを見て、あ、これか、って思ってる).

デフォルトではトップに MUSIC/ ディレクトリがあり、その下に

MUSIC/
  +- NWWM_REC/
  +- MUSICCLIP/

というが出来ているのが確認できた. NWWM_REC とかが何かは知らないけど気にせず消して、 MUSIC/ 以下にファイルを置けば、再帰的に辿って、音楽ファイルを見つけてくれるぽい.

自分は HDD に音楽ファイルを全部置いてあるので、これを rsync でコピーすることにする.

rsync -av --delete --dry-run /media/cympfh/HDCZ-UT/Music/ /mnt/walkman/MUSIC/

rsync は末尾の / の有無で動作が変わるので怖い. --dry-run を付けてから眺めてから実際に run することをオススメする. ところで上の -a はオーナーや更新日付時刻情報なんか全てを保存するオプションなのだが、ファイルシステムのせいか、これをやると、

rsync: chown "..." failed: Operation not permitted (1)
rsync: failed to set times on "...": Operation not permitted (1)

みたいなのが出てコピー出来ないファイルがところどころで失敗した. しょうが無いのでオーナーもグループも時刻も保存しないで単にファイルのコピーだけをやれればいいとすることにした.

rsync -rlDv --delete /media/cympfh/HDCZ-UT/Music/ /mnt/walkman/MUSIC/