DNNによる多クラス分類としての物体認識. 70.97% の画像は、入力画像の 1 pixel を変更するだけで、恣意的に選んだ別なクラスに 97.47% の確信度で以って惑わすことが可能であることを示した.
1 pixel の変更で全く別物に予測させられる.
Hyperparticle/one-pixel-attack-keras
使ってる画像は CIFAR-10. 画像サイズは 28x28 で各ピクセルは 0以上255以下の整数の三組 (RGB). 1 pixel の修正は \(X \times Y \times R \times G \times B\) で表される. これは離散空間で、濃度は \(32\times32\times256\times256\times256 = 17,179,869,184 = 1e10\). 全通り試すのはちょっと無理で、この空間の上の最適化問題と見做して解いている.
Differential Evolution (DE) という最適化手法があって、彼らはそれを用いている (from scipy.optimize import differential_evolution
).
元の正しいラベルへの確信度を下げる方のアタック (Non-targeted) と、選んだ偽のラベルへの確信度を上げる方のアタック (Targeted) を試してる.
1 pixel だけでも全体の7割程度はラベルをtargetedに変えることが出来てる. ただし、変えることの出来るターゲットラベルには大きく偏りがある (ある一つのラベルには変えやすい). 3 pixel も変えれば、どのラベルにも変更可能である.