Thu Aug 23 2018

最近の日記

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登山について

登山をしていると、たまにイヤホンで音楽を聞きながら登る/降りる人とすれ違う. 場合によっては、それを見て危ないなとか、或いは山を舐めてるのかな、と思ったりもする.

高尾山の五号路は上りでも下りでもなくて、山頂の少し下の辺りで山頂の周りをぐるりと一周するコースである. 或いは裏高尾に向かうコースはいわゆる縦走コースで、大きな上りでも下りでもなく (細かな上りと下りの連続だとも言えるんだけど) ただの一本道なので、ひたすら自然を眺める、大した道迷いの危険もないルートである. こんなところでイヤホンで音楽を聞くとなんとも言えない幸福感に包まれる. オススメである.

初めて歩く下りコースなんかは、たまに道を失いかけるため、人の気配を聴覚で感じたく、イヤホンなんて恐くて出来ないけど.

仕事について

長く働く人ほど無能である、はかなり正しいと思う.

長くというのは一日の労働時間の長さ. 私が来た時にはすでに働いていて、帰り時間は私と同じか私より遅い、なんていう人がいる.

それで言うほどの進捗を作ってるわけでもないらしい. それでも口が上手らしい. 週に一度の進捗報告があるのだが、上手いこと言葉を並べてなんだか一週間よくやったように聞こえてしまう. 快適な実験環境を作ることをしていたのだとか、準備をしていたのだとか. 他所のチームはそんなことは知ったことではないので、進捗をせっつかれたりすると、今月中にはやってみせます、などと、さも大仕事を私だからこんな速度で達成できるのだとするように、自信満々に言うのだ.

NOTE

本人の問題だからどうでもいい.

通勤について

人に感化されて、手ぶら通勤をすることにした. 丸二年、通勤をしてきたわけだが、もっと早くに自分で気付いて実践スレば良かったと後悔した.

本を持ち歩くのをやめた. 家の鍵と社員証と財布とウォークマンを全部ポケットに入れて歩くのでポケットがパンパンになった. また、こうパンパンだと落とさないかが心配で五分おきにポケットに手を入れて物を確認するということをした.

しかし肩に荷重がかからないというのはいい. また荷造りという過程を一つ飛ばして退社が出来るので、帰るぞとうい気持ちを作らなくてよくなった.

NOTE

荷物は少なければ少ないほど良い.

最近見た映画

少し前にTOHOシネマズ日比谷が出来たのを知ってたが、どこにあるのかも知らないでいた. さて「カメラを止めるな」という映画が話題だというのを小耳に挟んでおり、いつか観たいと思っていたがなかなか都合がつかないでいた. そこでTOHOシネマズ日比谷なら、会社が終わった後にそのまま行ってもいいということに気付いたので、昨日と今日、2日連続で映画に行った. 昨日の火曜日は「カメラを止めるな」で、今日木曜日は「オーシャンズ8」を見た.

オーシャンズ8ははっきり言ってしょうもない洋画だった. 女優自体に対して興味がある人向けに作られてるんじゃないかとすら思った.

カメラを止めるな、は、ここ一年で一番に面白かったと言ってしまってもいいくらいに面白かった. 聞いてた触れ込みでは、ゾンビ映画である、と. (ややネタバレ) 確かにゾンビ映画の形で始まるが、数十秒後に、今見ていたものが映画の撮影であったことがわかる. 映画の中で映画を描く、劇中劇というやつだ. 撮影の休憩に入ってもなお、しかし、画面はまるで素人が家庭用ビデオカメラで撮影でもしてるような、荒い画質で、ブレブレの絵である. なるほど、これ自体もまだ映画の撮影であるらしい. しかし、どういう理由を付けてコレ自体を撮影なのだと説明するつもりなのだろう. ここらへんで視聴者はおそらく、オチの予想合戦が始まるだろう. 二重オチくらいは覚悟をしながら. 全く予想できないオチということでもないと思う. しかしその中でも細かなネタが仕込まれており、映画館からは終始笑い声が聞こえていた. 楽しい映画だった.

ところで「地獄でなぜ悪い」を思い出さずにはいられない. あれはオチがよく分からないからな、対して「カメラを止めるな」は誰も分かるからそれなりにウケると思う. 園子温はもうちょっとそういうのを見習ったらいいのに.

NOTE

邦画はクソとか言うやつは可哀想

08/23

社内で数学ゼミが新しいクラスが始まって、その中の情報幾何のゼミを取った. すでに月曜日に層・圏・トポスを読むゼミをやっているので週に2つ取ってることになる. 会社の中で唯一楽しい時間なので、毎日あっても本当は良いくらいなのだが.

ゼミなので本当は参加者が持ち回りで講師となって説明をするのだが、このゼミには雇った講師がいる. 今日は初回なので講師が正に講師役となって第一章の最初半分くらいを読んだ. 講師も二年前からずっといる数人なので、私は顔見知りなのだが、 さて私以外はみんなこの社内の数学ゼミは新参者で、講師は皆のレベルを分からないからだろう、 とても丁寧かつゆっくりにやるので、正直私はあまり満足できなかった.

ところで微分幾何の本というのは第一章で必ずユークリッド空間の場合を丁寧にやった後にようやく多様体の定義をする. これが例えば圏論の入門書なら、いきなり圏の定義をしてから、集合の場合は位相空間の場合はトポロジーの場合は例示するのだろう. 多様体についてもそうやればいいと思うのだが、ユークリッド空間はあくまでも1つの例として例題にでも乗せておけばいいのに.