一ヶ月ほど前よりあまりにもラップトップのファンが五月蝿くて困っていたのを治した.
一般にファンが五月蝿い原因は2つあり, 常に回り続けてる(実際にすぐCPUが熱くなるから回るかシステムが壊れたため回るか分からないが)から五月蝿いというのと, 物理的にファンが調子悪いから回ると五月蝿いという場合の2つがある. 今回は後者であった.
ちなみに前者の場合, ソフトウェア的にファンを抑制すれば良い. もちろんファン本来の機能を抑えるので, これは諸刃の件である. Galgo Pro のファンは(理屈はわからぬが)fanctrl
などの一般的なコマンドでは操作できない. しかしできないことはないようで, 次の reddit スレッドで紹介されているものを使って制御できた.
ただしこのプログラムは(これもまた理屈はわからないのだが)ファンを完全に止めるのではなく, “duty” (ファンへの負担量?)として40-100% の間の数字だけが指定できる. このプログラムは duty が 40% 未満を指定できないようになっていて, ファンを完全に止めさせてくれない. これはハードウェアの制約ではなくて, プログラム上でそうしてるだけなので, ソースコードを書き換えてからビルドすればよい. 例えばこのように.
ファンの五月蝿い原因が今回は後者だったわけだが, わざと 100% にしてみることで五月蝿さを確認するのに便利だった. また, 併用するのもアリだろう.
実を言うと, このPCのファンが五月蝿くなるようになった原因は何となくわかっていた. あるときノートパソコンを寝ながら触っており, 寝返りとともにパソコンを勢い良く傾けたときからファンが異音を立てるようになった. 私の想像だが, ジャイロ効果によって回転する方向と斜めの方向に力が働き, 回転軸がブレるようになったのではないかと思う.
調べると, どうも五月蝿いファンを解決するのに, 軸受に グリス を塗るなどする修理方法があるらしいことを知ったので試した. 色んな所で KURE の シリコングリースメイト が良いなどと紹介されていた. そして私は シリコンスプレー を手に入れた. 「グリス」とついていないところが気になったが, 似たようなものだろう. ファンを完全に分解し, 軸受の部分が完全に見える状態でスプレーをした. 何度も試したが, 薄くかかるくらいで十分らしい. かけすぎると返って回転の邪魔なようで, 指で勢いをつけてやらないとファンが回らなくなってしまった.
回転しやすくはなったが, 異音は尚発生した. もうひと工夫として, ファンの蓋のネジをわざと緩く 締めることで, かなり異音が解決した. 酷い解決法だし, 定期的にネジを調整する必要がありそうだ.
今さっそく治したばかりのPCでこの記事を書いているのだが, やっぱり気になる異音が発生しだしてるので完全な解決とは言えなさそうだ.
このパソコンのディスプレイの解像度は3200x??? くらいある. i3 を導入すると, すべてのシステムフォントがアホみたいに小さいので困ってる. 今までどうやって解決していたっけ.