HHKB の Hybrid 版がついこないだ発表されて, 早速 Amazon で購入した. おそらく用意してる在庫はギリギリに絞っているらしく, すぐに Amazon からも在庫がなくなり, 私の注文も発送されるまで3日待たされた. (もとより発送まで2-3日かかります, とは書いてあったので何も間違えてはいない.)
新しい HHKB は USB (Type-C) での接続と, Bluetooth での接続の両方が選択できる. たしか 2016 年の春に HHKB BT が発売されたのを覚えているが, それは Bluetooth のみの接続であった. しかも既に発売されている静音タイプ Type-S も採用されなかった. 今回は Hybrid では Type-S を採用したバージョンもある.
私は一番クラシカルな Pro2 モデル(USB Type-B で接続して静音でもない奴)と, Pro2 の Type-S のモデルと, それから HHKB BT の3つを持っている. Type-S は静音なだけでなく, 打鍵感も段違いで腱鞘炎になりにくい, と思う. 今回の Hybrid では BT に Type-S が採用されている. 待ちわびたモデルというわけだった.
ところで, 前回の HHKB BT を Ubuntu に bluetooth 接続するのは大変困難を極め, ついに諦めてしまった. もしかしたら当時の Ubuntu で Bluetooth 3(それ以上のちゃんとしたバージョンは分からない)に接続するのは駄目だったのかもしれない.
今改めて調べると
UbuntuでHHKB BTを使うための設定 - 塩焼きブログ
この方は普通に接続できてるようなので, 今となっては事情が違うのかもしれない.
さて HHKB Hybrid は bluetooth 4.2 である. 全くさくっとはいかず, 何度かPC側のbluetoothをon/offしたり, キーボードの電源をon/offしたりしたが, 三度目くらいで接続できた. bluetooth 接続には blueman
を用いた. HHKB の説明書にはもちろん Windows/MacOS の場合の説明しかないが, 「PC側で表示される数字をキーボード本体で入力してEnter」などと書いてあるが blueman
の場合, そういったものは経験上, 表示されない. ただ勝手に接続が成功するか, しないかである.
もうちょっと詳しく書くと, “Setup New Device” のウィザードはまるで役に立たなくて, “Devices” の画面でデバイスを選んで “Pair” を押す. 何の反応も無いように見えるが, ステータスバーの bluetooth のアイコンが変わってるかもしれない. しばらく待つと成功したりしなかったりする.
あ, そういえば, 罠として, DIP スイッチは bluetooth 接続中に変更しても意味がないというのがある. たぶん接続した瞬間の設定しか読まない.
MacOS だと, Karabina というソフトでそんなことが出来る. Ubuntu でもそういうことをしたい.
xinput
で各デバイスの状態を見たり操作出来る. また bluetoothctl
コマンドで bluetooth 接続状態が確認できる.
bluetoothctl info
でなんとなく今の接続状態が分かる. キーボードっぽい名前がそこに出てきたら Bluetooth キーボードが接続されたということ.
xinput list
で本体のキーボードっぽい名前を確認し, xinput set-prop $BUILDIN_KBD_NAME "Device Enabled" 0
とすれば無効化できる.