色というのは難しい. 人の認知する色というのは基底の取り方はともかく、三次元あるということになっている. 従って色を決めるというのは三次元パラメータを調整するということである. 一方で白黒(グレイスケール)で色を決めることは、輝度という一次元に落とすことだから、一気に難易度が下がる. 白黒で見せれば、勝手に脳が色を良いように補正してくれるから、良いように見える、というのも、あるかもしれない.
一方で、21世紀の最新のデジカメをどうせ使ってるだけのくせに、ある意味で言えばわざわざ性能を落として色情報を落として写真を撮ってるのが、なんだか薄ら寒いと思うときもある. 解像度もわざと落としたり、わざとブレた写真を撮った方がなんならマシなんじゃないかとも思う.
どこかの潰れてしまったお店のショーウィンドウ. 右にある隙間からはお店の奥が見えるのだが、電子レンジを見てほしかったので、暗いところはより暗く塗りつぶしてしまった. 黒いところはより黒く、白いところはより白くばちっと決めれるのがかっこいい.
これは白黒に出来ない. 銀座線と言えばこの色だからだ.
これはたぶん、めざし? めざしはこの色だから、白黒でいい. もっと背景は白く調整したほうがいいな、今見ると.
人がごちゃごちゃしてるのは、白黒にすると潰れて何がなんだか分からなくなる. ちょうど警官の黄色がアクセントになってくれてるから、見れる.
一方で人が少ない写真は白黒でも良さそう. 背景が白、人が黒. わかりやすい.
まともに構えずにさっと撮ったのでブレてしまってる. まあそれもアリかなって思える.