Thu Feb 12 2026

4泊5日 上海旅行

に行ってきた.

地下鉄マップ

使った駅と路線だけ.

2026-02-07 (Sat)

最後になるかもしれないので空港でお寿司を食べた. 隣の外国人は何度も何度もセットみたいなものをお代わりして食べていた.

当たり前だが, 一歩日本を出たら日本人と中国人の区別がつくわけもなく, CA からはまず中国語で話しかけられる. そういうものだな.

上海に空港は二つあり, 浦东机场(プートン空港)と虹桥机场(ホンチャオ空港)がある(地名にはテキトーなカタカナ読みを振ることにします). 国際便はたいてい浦东机场に到着するらしい. 私の便もそうだった. どちらの空港も地下鉄2号線と接続していてかつ, この2号線が上海の主要な観光地を通っている. そしてたいていの他の地下鉄路線とも接続しているので, 旅行の中で使い続けることになる. 詳細は「地下鉄について」で後述.

さて, この日は関東に今年初めての雪が降り, 私の飛行機便は「除雪のため」丸一時間遅れで出港となった. 中国東方航空という航空会社を使ったのだが, 待ってる間ろくな説明をしてくれないので私含めてみんなイライラしているようだった. 現地時間 (GMT+08:00) で20時頃到着のはずが21時到着となり, 入国審査もろもろ受けて自由の身となったのは21:30.

審査はというと, 自分より前の人を見てみるとスマホの中までチェックされているようだった. しかも自分のスマホをいじるかのように画面を自分一人で見てるので, 審査されてる側からは今一体何を見てるか, 分からない. SNSアプリなんかは事前に消したほうがよい, というのは多分本当だ. 私はと言うと「一人で旅行か? 何度目の海外旅行か?」という本当に無難な質問を3つ程度されるだけで終わった. 真面目そうに見えたからかな. 質問を受けながらその隣りにある機械で顔の撮影と指紋の登録も行う.

さて空港では中国の友人が実に二時間もの間私を待ってくれており, お互い焦りながらもなんとか合流し, タクシーでホテルへと向かった. ここで本来なら少しは現金を両替しておくだとか, SIMカードの購入を検討するだとかすべきだったんだが, 全部すっとばしてホテルに直行してしまった. 結果的にはなんとかなったが, SIM カードだけは用意しておくべきだった. 本当にね. 詳細は「インターネット環境について」で後述.

ホテルの付近でとっくに到着していた別の中国の友人と合流し, 夕飯はこの遅い時間でも開いているレストランをなんとか一つ見てけて, 蟹面やら鶏の足やらを食べた. 最後までの感想だが, 上海の料理は辛いか酸っぱいかだな. 小籠包と白菜だけ美味かった.

ホテルに戻って早々に就寝.

2026-02-08 (Sun)

朝はホテルから地下鉄駅までの間にあったキッチンカーというかフードトラックみたいなところで 手抓饼(ソウ・ツァ・ビン)というものを買って食べた. 文字からも分かるが, そのまんま「手で掴んで食べるクレープ」だ. 「饼」は「小麦粉を練って蒸したり焼いたもの」全般かな. そのくらいの認識でいい. 日本でも甘いだけじゃなくておかず系のクレープがあるが, それの簡素なバージョンだった. 忙しい朝にさくっと食べる為のものだから.

記憶があってればここで初めて自分の支付宝(アリペイ; Alipay)を使った. 詳細は「決済手段について」で述べるつもりだが, とにかく外国人にとって決済は難しく, 半分以上は中国の友人任せにしてしまったので, どれを自分でやったのか実は記憶が怪しい.

ある程度のスケジュールは予め立てていて, 本日は外滩(ワイタン), 南京路(ナンジン・ルー), 豫园(ユー・ユエン)を回ると決めていた.

見つけたお店でたこ焼き, 臭豆腐, 焼き小籠包などを食べた. 臭豆腐はパクチーやらスパイスいっぱいのスープに浸かっていて, 臭さはもはや感じず, 大変美味しかった. 実はこの旅行の中で一番美味しかったのがこの臭豆腐かもしれない.

これは豫园で入ったお茶屋さん. 現地人からはぼったくりと言われたが, それでも日本人からしたら安く感じてしまう.

2025-02-09 (Mon)

上海ディズニーランド(迪斯尼)に行った. 購入済みのチケットはパスポートと紐づけられているので, 入場の際にはパスポートを見せ, 顔を撮影されるだけで入場ができた. 毎回顔の撮影されるのはいい気持ちはしないが, 受け入れてしまえば寧ろ利便ではある. 私は出来なかったけど, 一部の自動販売機は顔認証で決済もできちゃうし.

中国人といえば列に並ばないと聞いてたが, 少なくともディズニーランドではそんなことは無かった. 一人若干怪しいおっさんはいたけど. 列って完全に完成された列より手前に「列になりかけ」の状態がある. 「なりかけ」の時点ではまだ何してもいいの感じがありそうで, 私たちも早歩きで列に加わるようにした.

そういえば中国はどこでもゴミ箱がある. ディズニーランドの中でもそうで, 待機列に並んでると数メートルおきにゴミ箱がある. みんな待ってる間に持ち込んだであろうお菓子なんかを飲み食いしていて, 出たゴミをその場ですぐ捨てていた. あー, でも結構みんな気軽にポイ捨てもしてた. スタッフが常に見張っているのだが, それはポイ捨てを注意するためではなくて, ゴミを即座に回収するために存在した. それで当たり前といった感じに.

夕食はホテルに出前でザリガニを注文した. 熱い麻辣スープに茹で上がった小さなザリガニがたくさん入っているやつと, ニンニク味のザリガニのやつ. 手で一個ずつ殻を剥いて食べる. 手やテーブルはベタベタに汚れるのは大前提なのでビニール手袋をはめて食べる. 味は普通にエビかな. 美味かった. 麻辣の「微辣」は「とっても辛い」の意味ね. ザリガニより下にはポテトが敷き詰められていて, ニンニク味のこれが最高に美味かった. これを食べながらの白酒がまた進む.

2025-02-10 (Tue)

朝はホテルに出前でお粥, 面条, 肉包, 肉饼, 茶叶蛋を注文して食べた. 中国の朝食といえばお粥というイメージ. 面条は中がスカスカめの揚げパンで, これをお粥に浸して食べる. お粥にパンってなんだよと思ってたが, 案外いける. 不思議な食感だった. 何故か美味い. なんでなんだろう.

今日は朱家角(ヂュージャジャオ)に向かう. ここはいかにもな「昔ながらの中国の水郷の街」という観光地. ホテルからは1時間半くらい地下鉄に乗って, 到着する. 本当は駅から川沿いにずっと歩いていくんだが, 途中で道を間違えて普通の生活道路を歩いていった. 作り物じゃない本当の景色が見えたので, それはそれで良かった. 道すがら波罗蜜(波羅蜜)とミカンを買って食べ歩きをした. 波罗蜜は初めて食べたが, 見た目と違う硬めの食感と優しい甘さでいくらでも食べられた.

朱家角を散歩しつつ見かけたお店で上海蟹を食べた. 上海蟹というのは日本での呼び名で, 大闸蟹(ダーヅャシエ)というのが正しいと聞いた. なんだけど, ここでは「淀川湖蟹」という名前で売られていた. 大きさとオスメスで値段が違う. 肉を食べるならオス, お腹の卵を食べるならメスがいいというが, メス一択. 一匹30元. みんなは買って帰って食べるお店だったが, 言えばその場で食べさせてくれた. そんなお店だったので衛生的とは言えない机の上で食べた. 想像以上に茹で卵というか, プリンというか, そんな味わい.

どこでもいいからお茶でも飲みつつ休みたいと私が言い続けてると, 偶然であった「猫カフェ」に入った. 猫を撫でつつ名前は特に忘れた中国茶を飲んだ. 窓からは川が見える. この景色だけで十分お金が取れるものなのに, ここにさらに猫という価値をつける商魂に感心した. 私たちは見かけてすぐに飛び込んでしまったが, 見たら他にもいくつも猫カフェがあった.

一度ホテルに戻り, すぐ近くに見つけた「鸿老姐火锅」というお店で火鍋を食べた. なんだか色々食べたが, 羊肉が特にあっさりしてて美味かった. あと初めてウシガエルを食べた. 蛋白な白身魚といった味わいだった. まあ火鍋にした時点で何でも麻辣の味になってしまうんだけどね.

その夜, 辣条を食べた. ずっと試したかったお菓子だ. 大変美味しい. というか辛ければ何でも美味しいと言ってるだけかもしれない, 私. 残った分は日本に持ち帰ったが, すぐ食べきってしまったので Amazon で探して買った. 現地では 6 袋で 5 元 (100円くらい) と言ってたかな. Amazon だと 10 袋で 1000 円くらいなんだけどね.

2026-02-11 (Wed)

今日も朝はお粥. そして肉包と饺子. 中国の饺子は蒸しばかり. ただ調理法が違うだけで味は正直大差ないと感じた. この日はついに初めて自分ただ一人で空港に向かい, 帰国した.

来たときは見る余裕がなかった浦东机场(空港)を見て回った. 入国検査を受けるより手前は大したお店がほとんどないし狭いし待てる場所が少ない. さっさと入国検査を受けてしまって中に入るのが良い. 中で適当なフードコートでサンドイッチとビールを飲んだ. もはやここは中国ではないので, なんてことないサンドイッチとハイネケンビールだ. 値段も恐ろしいので見えないふりをした.

実際の発着ゲートはさらに地下鉄(無料の)で移動したその先にある. ここにもお店がたくさんある.

ずっと思ってた上海の印象なのだが, とにかく道は広いし建物が大きい. なのだが「密度」がない. 人間の数は日本のざっと10倍いるはずなのに全くそんな印象がない. 国土が人間以上に大きすぎるから, 密度が物足りないのだと思った. どこか寂れた地方都市のショッピングモールという感じがする. シャッターを降ろしたお店が並ぶ先に, 急に人が集まって賑わったエリアが突如として顔を出す.

事前準備について

ビザ 「一方的なビザ免除政策」のため 30日以内の観光なら, 日本人はビザ不要. これは2025年末までの措置だったが1年延長され2026年いっぱいまで有効となった. というわけでビザについては私は何もしていない.


一方的なビザ免除政策に関するQ&A

 
osaka.china-consulate.gov.cn/jpn/lsfw/ZGQZ/202506/t20250611_11645679.htm

一方的なビザ免除政策に関するQ&A_中華人民共和国駐日本国大使館

 
jp.china-embassy.gov.cn/jpn/tztg/202411/t20241130_11535774.htm

Arrival Card 中国は基本なんでもオンライン. 日本にいるうちに「国家移民管理局」のサイトで事前に入力しておく.


入境卡填报

 
s.nia.gov.cn/ArrivalCardFillingPC/entry-registation-home

最後にQRコードが発行されるので, スクショを大事に撮っておく. ただパスポートと連携されているので, わざわざこちらから見せなくても向こうは把握してるようだった. 私の場合はQRコードの提示は求められなかった.

インターネット環境について

楽天モバイルの海外ローミングを使った. 日本で普通に使ってる web サービス, つまりは X だったり Google が普通に使える. 一方で中国内のサービス, WeChat や Alipay は使えるが遅くて怪しい. 遅いだけならいいが Alipay は一定以上遅いと決済が通らないんで, 致命的だった.

中国内用の SIM カードの買って使い分けるのが正しい. 私は結局買わなかったけど.

地下鉄について

入る改札の手前には必ず警察が2~3人くらいいて, 手荷物検査がある. 空港にある X線検査機と同じようなあれだ. バッグの大きさによるのか, 一度だけそのまま通してもらえたことがあったが, 基本は必ず必要なので, 肩に掛けてるバッグは自発的に機械に通す必要がある. ここで身分証(日本人ならパスポート)を見せるのだと事前に聞いていたし中国の友人もそう言ってたのだが, 上海では結局一度も見せることはなかった. 初めての一回目にパスポートを見せようとしたのだが, そんなのは要らないと手を振って, さっさと通るように促された. もしたしたら地域差があるのかもね. ポケットの中身なんかは全くチェックされないので, 正直セキュリティとしてはガバガバだ. 見ているぞという形式の為なんじゃないかな.

乗り降りはスマホのアプリを使う. 「決済手段について」で述べる.

決済手段について

噂の通り, キャッシュレス決済, というかスマホのQRコード決済しかない. 主流だとかじゃなくて, これしかない. 現金は, 本当にその気になれば使えるらしいけど結局現金使ってないので分からない. クレカは全く使えない.

というわけで支付宝 (Alipay) および微信支付 (WeChat Pay) にクレカを紐づけておく. 銀行のクレカ (MUFG) は初日にセキュリティチェックで弾かれたので, 慌てて EPOS カードを紐づけて事なきを得た. 弾かれた方は次の日の朝に電話して通すようお願いしたが結局最後まで通らなかった. EPOS カードはセキュリティが緩いのが唯一のメリットだ. 持ってるクレカは全部紐づけておくのが吉. 日本にいるうちにね. SMS 認証とか現地でやってられないと思うので.

電話番号は日本の電話番号を登録することになるのだが, +81 であることと, 先頭の 0 を抜いて登録することに注意. Alipay 自体は 0 を入れたままでも登録出来ちゃったのに, 使ってる中で電話番号が不正だとエラーが出ることがあった. 最初から抜いておくこと.

090-XXXX-YYYY
->
+81-90-XXXX-YYYY

自動販売機 使えない. 街中にまんま冷蔵庫みたいな見た目の機械が置いてある. 本当はスマホのNFCか顔認証でドアが開き, 勝手に品物を持っていけば決済される仕組みらしいのだが, 使うには芝麻信用(Zhima Credit; Sesame Credit)という信用スコアが必要. 外国人はそもそも登録できないので使えない.

キッチンカーとか小さいお店 Alipay の QR コードが貼ってあるので, スキャンして言われた値段を支払う. インターネット環境と紐づけたクレカが問題なければOK. 私はインターネットが遅過ぎで人の Wi-Fi を借りてなんとか事なきを得た. それでも支払えなかったことは3回くらいあった. 困るね.

中くらい以上のお店 Alipay でこちらが QR コードを発行して, 店員にスキャンしてもらう. 値段は向こうが入力する, という違いしかない. これも快適なインターネット環境がもちろん必須なんで, 実は決済が既に済んでるけどこちらには「完了しました」まで遷移しないといったこともあった.

テーブルにQRコードが置いてあるレストラン 読み取るとメニューが出てきて, そこから注文と決済ができる. 決済はやっぱり Alipay. こっちは自分のタイミングでゆっくり決済が通るかまで待てばいいので気が楽. レジで店員を待たせる気まずい時間が無くていい.

地下鉄 Alipay の上の方に「交通出行」とか「モビリティ」という紙飛行機マークがある. これをタップすると今いる地域に最寄りの地下鉄カードが出てくる. 日本にいる時点で起動すると旅行案内のページになってしまう. トップページの検索窓のすぐ左に地域を選ぶのがあるんで, ここで「上海」を選んでから, もう一度「交通出行」をタップすると地下鉄カードが出てくる. 私は「上海地铁Metro大都会乘车码」というのを選んだ. それ以外に「上海公共交通乘车码」というのもあって, こっちだとバスも乗れるらしい. 私は使ってない. 初めての場合は登録が必要でここで改めてAlipay に登録した電話番号の確認が入る. 日本にいるうちに確認しておくのが吉.

Alipay のミニプログラムについて

WeChat も同じ. 決済が必要な類の小さいアプリはたいてい Alipay の中にも取り込まれてる. 起動してはじめのページの検索窓から見つけられる. 例えばさっき書いた「上海地铁Metro大都会乘车码」もここで検索すれば出てくる. 「上海」とだけで検索すれば人気順に出てくるのでまあまあ見つかる. (もしかしたら現在位置も考慮されてるかも.) 豫园のチケットは分からず現地にあったQRコードをスキャンして支払ったが, これも Alipay から見つけても同じだった. ネットワーク環境があるところで落ち着いてのんびり検索して購入ができるはず.

言語について

基本的にはみんな中国語以外話さない. でも観光客が好んで行くような場所であれば, みんな慣れてるので英語で話そうとしてくれる. 全く流暢な英語じゃなく, 単語を並べる程度だったが. ホテルのスタッフとはスマホの翻訳機能で会話した. みんな何とか話そうとしてくれるし, 何も困らなかった. 結局, 我々にはボディーランゲージがあるし, スマホがあるので.

日本人は中国に来ればまずは中国人と間違えられる. つまり, まずは中国語で話しかけられることになる. どこか早い段階で中国語が分からないことを匂わせるのが大事.

私の場合, あまりに明らかな内容であればなんとなく聞き取れるので, 適当に頷いて最後に「谢谢」と言うとそこで中国人でないことがバレることが複数回あった. 私の発音が良くないのは間違いないが, 中国人は客と店員の関係で感謝を述べたりしないからじゃないかと思った.

トイレについて

どこにでもある. 公共のトイレも綺麗に整備されてるし, お店が複数入ってるビルならビルのトイレがある. 見つけたら勝手に借りていい. お金払うとか鍵を借りないといけないとかは無い. 私が行ったところではトイレットペーパーもそのまま流してOKだった. ただ上海という都市部だからかもしれないし, たまたま綺麗なことだけで用を足してたからたもしれない. 一箇所だけ, 古い建物のトイレでは「大便をするな・壊れたら金払え」という注意書きがあったのを見た. そこはさすがに床も半分腐ってそうな汚い建物だったんで, 仕方ない.

警察および治安について

警察あるいは警察っぽい人は主要な箇所には必ずいる. 地下鉄の改札, 観光地の道中など. また噂通り監視カメラもどこにでもある. 日本人からするとギョッとするが, 中国人からすれば「困ったときに聞けるから便利」「これのおかげで治安が守られている」という認識は本当だった. 道に迷ってる雰囲気を少しでも醸し出すと話しかけられてくる(一度あった).

全部見た目は警察官に見えるが, 実際には制服の腕か背中に文字で書いてあって

確かこんな感じ.

必須アプリ

全体の感想

予想の通り, ご飯は何でも美味しかった. 酸っぱい味付けだけは苦手だったけど, 9割くらいは美味かった. 懸念だった臭豆腐, ザリガニ, ウシガエルはみんな美味しくて日本でも食べれるものならまた食べたい. 街はでかい, 人口密度は低い. なんでもかんでもずっと QR コード. 一日100回はQRコードを見かける. あと物価ね. 1元は22円(概算として20倍で計算してた)だけど, それで日本の半分か3分の1くらい. 値段を全く気にしないで過ごせた.