フェルマーの小定理
定理
\(p\) が素数で \(a\) が\(p\) の倍数でない整数の時, \[a^{p-1} = 1 \mod p.\]
応用: 逆数
\((\mathbb Z_p, \times)\) における逆数を求めることが出来る.
\(x = a^{p-2}\) とすれば, \(ax = xa = a^{p-1} = 1\) だから, \(x\) は \(a\) の逆数である. \[a^{-1} = a^{p-2}\]
ただし注意として \(a\) は \(p\) の倍数でない必要があり, 特に \(a = 0\) のときは使えない.